変わる家

観劇の感想、コスメの記録等。

花組『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』でめちゃめちゃ泣いた話

こんにちは。

なぜ今更フェアリーテイルの感想?という感じではあるのですが……

華優希さんの卒業発表にびっくりして。だってこの前柚香さんとお披露目したばっかり!

そのはいからさんも無事劇場で見ることができ、とてもとても楽しかったのですが、私の中で一番印象的な華優希さんはフェアリーテイルのシャーロットだなと思ったので、覚えている限り感想を残しておこうと思います。

以下、箇条書きです。 

 

 

 

 ・最初に題名やあらすじを知ったときはちょっと不安でした笑

(明日海さん薔薇の精役って、そりゃ綺麗ではあるだろうけど、お話面白いの……?)と。実際見てみたら、号泣。そんなに泣くようなお話じゃなかったのに、好みのお話すぎたのです。

 

・初めの曲から、おとぎ話がたくさん出てきて、好きな雰囲気だな~と引き込まれました。

 

・ありし日のお庭で団らんするシャーロットと家族。そして精霊たちと出会うシーン。「乳歯が残っている子供は精霊と遊んでもOK」という設定が可愛いな、と。秘密の花園みたいなきれいなお庭のある世界観、「子供の時だけ」という様式美。大好きです。

 

・シャーロットのお母さんが死んでしまい、シャーロットが精霊たちを見ることができなくなったシーン。もうここ泣きポイント①。お母さんが死んでしまってつらいのに、そのせいで大人になってしまって大好きなエリュにも会えなくなって……悲しくて切なくて泣きました。

「さようなら、私の薔薇の精、エリュ」というセリフ、混乱しながらも、二度と会えない、という状況をちゃんと受け入れて覚悟していて、大人になった彼女の強さを感じていいですよね……。

 

・「Time is Money」この曲好きです。この曲みたいに、町の人、とか民衆、など名前のない人たちがみんなで歌う歌は大体好き。2.5次元舞台などではなかなかここまで大勢で歌うところは見られないので、宝塚の醍醐味の一つだと思っています。

 

・シャーロットの結婚のシーン。私このシーンが大好きで!! 泣きポイント②です。

こんなに悲しい結婚なのに、ウェディング姿が本当に本当にきれいで……!!それがすごくすごく悲しくて!!!!綺麗であればあるほど悲しい、のに、あんなに綺麗だったんですよそりゃ泣きます!!!!!!

華優希さんのかわいらしさと、宝塚の衣装さんにすごくすごく感謝でした。だってこんな一瞬しかない結婚シーンのドレスがこんなに綺麗って、すごいことだと思って!!宝塚じゃなきゃなかなかないと思うんです。

「大人にならなくてはいけない」というセリフ、今もiPhoneで聞くたび涙が出そうになります。ここもシャーロットの強さが表れていますよね。現実は受け入れる。それでも、「でも忘れないわ」と……

 

・ニックおじさんとシャーロットのお母さんのシーン。ここもちょっとうるっと来ました。

ニックは本当はシャーロットのお母さんが好きだったんじゃないかな、と……でも、大好きな人の幸せを壊したくないから、見守る立場を逸脱することはしなかった。

お母さんも気づいていて、でもその気持ちには応えられない。だから、「せめてもの」お礼として絵をプレゼントしたのかなと……。ニックおじさんが切なくて好きでした。

 

 ・「The Glass Garden」、価値観がヨーロッパ的だな、と思いました。ガラスの中で人間が管理しないと生きられない植物の様子を前向きにとらえる様子が新鮮で少し違和感もありました。

でも小さなガラスの中に生きている世界がある、という世界観は好きで。エリュとハーヴィーが通じ合い、友達になれた様子も心が温かくなりました。

 

 ・シャーロットが絵本作家になっていて、今でも精霊たちのことを覚えていて、夢を描いるとわかったときももう泣いちゃう。やっぱり彼女は強かった。

 

水草で問題が解決したのはどうしてもちょっと笑ってしまったw 水草強すぎる!

 

・エリュとシャーロットの再開シーンなんてもう涙涙涙ですよ。会えない間も、シャーロットの中でエリュはずっと生きていて、シャーロットを支えていた。もうほんと愛。愛。愛。

グッズで、シャーロットが描いた絵本か、その表紙をイメージしたポストカードを売ってほしかった……あったら絶対買った……

 昔の姿に戻してもらうシーン、昔の姿になっただけでも泣けるのにセットが!薔薇が!もう!泣く!!!

 

・「A Fairly Tail 幼いころ聞いたおとぎ話」「愛する王子様 王女様と結ばれ 悪は滅び正義が勝つ」「おとぎ話の終わりはいつも」「みんな笑顔で幸せ包まれ」「終わりはきっとHappy End」これ、親から子、おとぎ話を語る大人から聞いている子供への愛だ、と思って。愛する子供たちに夢を持ってほしいから、いつもハッピーエンドなんだ、って思って、ここでまたぶわっと泣きました。

 

・明日海さんのソロ、明るくて、お別れでも前向きになれる曲でしたね。

「時が流れすべてが変わっても消えないこの真実」と歌われて、宝塚の明日海さんとの思い出は消えないんだ、ずっと好きでいいんだ、と思えて、明るく見送れる気持ちになれました。

 

覚えているだけでもこんな感じで、すごい泣いてましたね……泣きすぎて休憩に入ったとき、隣に座っていた方に「大丈夫ですか?」と心配されてしまいました……照

 こうして書き出してみると、明日海さんを目当てに見に行ったけれど、この公演で私が一番好きだったのは華さんのシャーロットでした笑 もちろん明日海さんがとても美しくて、薔薇の精という役がとても似合っていて素敵だったことは大前提なのですが!!

素敵な演目と、たくさん泣かせてくださった華さんに感謝です。

 

 それでは。最後までお読みくださり、ありがとうございました。